今回は新社会人が入社前に抱える不安を解消していきます。
4月から新社会人、最後の春休みを謳歌中の人も多いと思います。
最初こそ内定を貰った嬉しさから期待に胸を膨らませますが、
入社日が近づくにつれて、だんだんと不安になっていきませんか?
そういう時の不安って・・・
・人間関係をうまくやっていけるだろうか?
・仕事についていけるかな?
みたいな、具体的に何がというわけではなく、漠然とした不安なんですよね。
今回はそんな不安を抱える人の役に立てればと思い、
自分の経験で学んだ事をお伝えしたいと思います。
新社会人にありがちな漠然とした不安を解消するには?
企業から内定をもらい、春から新社会人!
「期待と不安に胸を膨らませる。」
なんて表現がありますが、実際に経験してみると、
内定を貰った時は期待が大きく、入社が近づくにつれて、
不安の方が圧倒的に多くなるものです。
出来る事なら、新社会人になる前に不安は解消しておきたいものですよね。
私の経験ですが、
最後の春休みは本当に不安でいっぱいでした。
春から新社会人!春から新入社員!
こんな文字を街中で見るたびに不安を覚えたものです。
・人間関係をうまくやっていけるだろうか?
・仕事についていけるかな?
入社前日なんか、自宅のベランダから夕日を眺めて、
「人生の終焉」かと思うくらいセンチな気分になったものです。
こういう悩みや不安というのは経験がないからこそです。
ですから、自分でいくら考えても答えが出るものでもありません。
だからずっとモヤモヤするんですよね。
テレビやネットでも過剰労働。上司のパワハラ、ブラック企業とか、
私達の不安を煽る言葉はありふれていて、
不安でいっぱいになる気持ちはすごくよくわかります。
私も大きい事から小さい事まで色々と不安になりました。
新入社員だから、上司や先輩に誘われたら断れないよな・・・
お酒あんまり飲めないし嫌だな・・・
でも断ったら嫌われてしまいそうだし・・・
なんて、まだあるかもわからないことに不安を募らせたりもしました。
でも、色々な場所に新卒からスタートして転職を重ねて、
新入社員を何度も経験したからこそ言える話ですが、
毎晩の様に、イヤな上司や先輩・同僚からお誘いが・・
なんてコトはほぼありません。
上司も先輩も自分達の家庭や生活がありますし、
毎日飲みに行く金銭的な余裕がある人なんて極わずかです。
仮にあったとしても、遠慮せずに断れば良いだけです。
そういう時の断り方が重要で、相手を機嫌を損なわない、
「上手く断る」方法こそが大事なのだと今では思います。
こういった不安は蓋をあけてみたら、
結局は経験がない故の自信のなさや、偏見や杞憂だったりするわけです。
だから、不安に思ってしまったら、
あなたのこれまでの人生の中でした経験を信じてください。
アルバイトではどのような挨拶をしていましたか?
誰に対してどのように敬語を使っていたかとか、
そこで得た経験や常識は社会に出ても通用します。
試験の前に必死に勉強しましたよね?
その感覚で仕事をしてみてください。
きっと結果が出るはずですよ。
新社会人の人間関係に対する不安について。
結局、「自分を信じろ」的な精神論をお伝えしたわけですが、
まぁそれでも不安に思う人はいますよね。
そういう方の為により詳細に話をしていきます。
この手の不安というのは、
自分の苦手な事(出来ない事)を何でカバーするのか?
これを考える事が、不安解消の鍵になるのではないかと思います。
いざ社会に出て見ると、完璧な人間なんて存在していないことがわかります。
そして、それをみんなも知っています。
みんな、自分の苦手な事をカバーして仕事をしているのです。
例えば、
社会人で人付き合いが苦手と言う方は、仕事を必死に頑張って、
「付き合いは悪いが、仕事は出来る!」と言われるぐらいに頑張っています。
人付き合いが苦手というのは本人の性格だったりの問題で、
そう簡単に直せるものでもありません。
だから、仕事を一生懸命頑張って、
「人付き合い」が苦手という弱点をカバーしているわけです。
短所を伸ばすより、長所を伸ばす。
これが社会人として大成する考え方だと私は思っています。
もちろん、仕事も出来て、人付き合いが上手いのが最高なんですけど、
なかなか出来る事ではありませんからね。
人付き合いが苦手と言う方は、まずはその事実を受け入れて、
一生懸命仕事をすれば、人付き合いが苦手でも大丈夫ということを
知っておいて欲しいなと思います。
それでも苦手意識を克服したいという人もいるとは思いますので、
最後に、人付き合いのコツを1つご紹介します。
新社会人や新入社員だからこそ使える小技です。
入社してから少し経つと、必ず聞かれる質問があります。
それは、先輩や上司から・・・
「仕事には慣れてきた?」です。
この質問は上司や先輩に今後も気に掛けてもらう大チャンスです。
こういう時ってついつい、「はい、慣れてきました!」とか言ってしまいがちですが、
それってすごくもったいないと私は思っています。
ここはむしろ腹を割って話す方が良くて、
悩み(人間関係は避ける)や失敗談を語るほうが印象が良いです。
「実は○○がわからなくて・・・」
「△△が難しいです、何かコツとかないでしょうか?」
みたいに、下手になって悩みを打ち明けると親近感が生まれて、
上司や先輩に可愛がってもらえます。
「私も最初はできなかった。頑張れ!」と励ましてもらえたり、
具体的な助言をもらえたりするのでこの方法はとても有効です。
その後、実際にそれが出来るようになったら、
お礼を言いにいけば、さらにそこからコミュニケーションが生まれますよね。
新社会人であり、新入社員のあなたにしか出来ない技ですから、
ぜひとも活用してみてください。
新社会人の仕事に対する不安について。
新社会人だから仕事についていけるか不安という方もいるでしょう。
新社会人ですから仕事の経験はありません。
ですから、不安になって当然なんです。
業種や業務内容にもよりますが、
サラリーマンの仕事ってあんがいルーチンワークです。
ルールやマニュアルがあって、それに沿って仕事をするのが基本です。
え?そんなこと入ってみないとわからないじゃん?
と思う方もいるかもしれませんが、
会社という組織は、製品やサービスを提供して資金を得ています。
でも、その製品やサービスが、個人の技術や知識に依存していたらどうなりますか?
品質(サービスの質)が安定しませんよね?
ですから、ルールやマニュアルがあって、
それに従って作業をさせることで、品質を安定させています。
よって、あなたがする仕事にもマニュアルやルールがあります。
だから、まずはそのマニュアルやルールをしっかりと把握しましょう。
とは言え、やった事がないわけですから、
不安に思う気持ちは理解できます。
ですから、新人のビジネスマナーである、明るい挨拶や報連相は抑えておきつつも、
まずはコレを意識してみてはどうでしょうか?
・1つで良いからミスなく出来る仕事を作る
当たり前の話ですが、あなたは新社会人ですから、
会社側も何でも出来る人間とは思っていません。
むしろ、仕事においてはまだ何にも出来ない人間だと思っています。
ですから、ビジネスマナーは抑えつつも、
1つ1つ丁寧に仕事を覚えて、ミスなく出来る様になりましょう。
まずは1つでいいから「これだけは完璧」というものを作れれば、
上司は安心してあなたにその仕事を任せてくれるでしょう。
そこがあなたの会社における最初に居場所になります。
居場所が出来ると責任感とやりがいが生まれます。
そこから「これだけは完璧」を1つずつ増やしていきましょう。
出来る事を増やす事で、さらに頼られるようになります。
さらにやる気も増すでしょう。
こうなると、もう仕事についていけるかな?という不安はないはずです。
まとめ
今回は、新社会人が漠然とした不安について色々とお伝えしました。
・人間関係をうまくやっていけるだろうか?
・仕事についていけるかな?
この不安は非常に多くの方が持っています。
新社会人として、一番やってはいけないことは、
人付き合いもダメで、社交性・協調性もダメ。
おまけに一番肝心な仕事もダメというパターンです。
ここでいうダメというのは、出来る/出来ない ではなく、
努力を している/していない という部分の話です。
そういう方は、そもそも会社などの組織で生きていくのは辛いと思います。
世知辛い話になってしまいますが、
社会人たるもの向上心を持ち、、日々より良い人間関係の構築だったり、
個人のスキルアップを図るなどの努力は必須です。
もちろん、どちらも努力できるのが理想ですが、
最低限、どちらかは努力せねばなりません。
それが出来なければ、会社であなたの居場所がなくなってしまいます。
逆に考えれば、あなたの居場所が出来てしまえば、
もう不安に駆られる必要もなく、安心して仕事をしていけますので、
不安を解消する為に、向上心をもって仕事に望んでくださいね。
頑張れ!新社会人!